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ラヴェルの左手のためのピアノ協奏曲


ららら♪クラシックより  「2018.8.31」

何気なく偶々車の中でテレビを付けました。かつて5~6年間ピアノを教えて頂いた林達也先生が、らららクラシックの番組に出演されていました。

1914年第一次世界大戦で右手を失ったピアニストが当時人気作曲家だった    ラヴェルに左手だけで弾けるピアノ協奏曲を依頼します。
この珍しい依頼に作曲家魂に火がつき、高い芸術性の作品が完成しました。
あまりの難しさにピアニストは勝手に編曲して演奏してしまいます。
そのことがラヴェルの怒りを買います。猛練習したピアニストはついに     ラヴェル指揮のもとで行われたパリ初演に大成功を収め、この作品は世界的な評価を得ることになりました。
ピアニストは作曲家の忠実なしもべではならないといったラヴェルの発言にも驚きました。
その難しい左手だけの演奏を東京藝術大学准教授の林達也先生が解説しました。
左手だけで鍵盤の端から端まで弾く高度なテクニック。優しい語り懐かしく見ていました。パリ高等音楽院を卒業後しばらくパリに残り音楽活動をされたのち日本に帰られて直ぐの頃先生にお世話になりました。10年に一人しか空かない講師になりその後すぐに准教授になり素晴らしい音楽家です。